スローな糸満

群青

2006年05月21日 19:00


家の近所の細い急な坂道を下っていくと、赤瓦の古民家が点在しており、畑帰りのおばーが石垣に腰をかけてひとやすみ。まったりとした夕暮れ時である。このあと、以前勤めていた会社の糸満在住の元同僚に二人目のお子さんが生まれたとのことなので遊びに行く。元気そうな男の子である。皆からもらった誕生のお祝いは、BSチューナー内蔵のHDDレコーダーとBSのアンテナに変わってる。これもサッカーW杯のためらしい。彼の仕事の愚痴(これはウソ)を肴にお酒をたらふくご馳走になって、酔っ払いはスローな糸満の路地を千鳥足で帰った。

翌朝、目覚めると晴天である。二日酔いもしてないので、海支度を整えネットで海況をチェックすると、砂辺がまずまずのコンディションである。砂辺へと向かう途中、明治橋にさしかかると橋のたもとに、以前からマストだけが見えて気になっていたケッチ(2本マストのヨット)のマストが大きく傾いているではないか。車を停めて橋の下へ降りてみると、係留されたままマストだけを残して完全に水没している。30ftぐらいのケッチだが台風の影響で水没したのだろうか・・・。

砂辺No.1ポイント周辺は、いつものようにスクーバダイバーで賑わっている。駐車スペースも無いので、カリフォルニアサイドからエントリーする。透明度は15m以上とまずまずである。水底でじーっと息を堪えていると、大きなタマンが目の前をゆっくりと通り過ぎる。銛があれば突けるのになと考えるが、銛を持っていると絶対に寄って来ないのである。
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