Light & Fast
2007年08月31日
打たれたボルトを無視し、ナチュラルプロテクションで登る。『ナチュラル化』という言葉も耳にする。残置物は残さず、またそれらを使用しない。通常は壁に強固に打たれたボルトや残置ハーケンを支点として、それらを結んでクライミングルートとしていることが多いので、それらを無視するというのは相当な勇気が必要だと思う。また、最近の登山傾向としてライト&ファスト(Light & Fast)と呼ばれる装備を軽量化して、短い時間で登攀を完了させる登山スタイルがある。
2005年9月、ナンガ・パルバット(8,125m)にある世界最大の岩壁と言われるルパール壁に直上ルートを開拓して、アルパインスタイルで登頂したスティーブ・ハウスとヴィンス・アンダーソン。その登攀装備はそれぞれの16キロのザックだけ。中には考え得る必要最低限まで削ったと言われる1キロのテント1つ、自分で縫った化繊の寝袋1つ、最小限の食料と燃料、ギア各種とロープはなんと8mm×50m、5.5mm×55mの二本のみ。そして登攀期間は9月1日から8日。8日間のノンストップクライミングである。まさしくライト&ファストを実践しているトップクライマーである。詳しいレポートはパタゴニアのサイトにある。僕もこのサイトとパタゴニアの製品カタログで彼らの存在を知った。
http://www.patagonia.com/web/jp/patagonia.go?assetid=6627
![Light & Fast](//img05.ti-da.net/usr/okinawalife/patagonia.jpg)
スティーブ・ハウスの来日講演の中でのとても気になるメッセージ。
(パタゴニア社カタログの表紙にもなっている、頂上に跪いている写真を示して)
私が山を征服(Conquer)するというよりも、山に私がConquerされたという心境
頂上にたどり着いたことではなく、頂上から無事にビバーク地に安全に戻ってきたとき誇りに思った
ルパール壁をアルパインスタイルで登った後は大きな「空白感」を覚えた
よりよいクライミングを追い求めれば、いつか死んでしまう
その罠に陥らないようにと考えている
自分のアルビニズムを見直すことが重要と考えている
アルパインスタイルは失敗の確率、頂上を踏めない確率が高いが、失敗から学ぶことも多い
生き延びるために、食料よりガスボンベを多く持っていくことを心がけている
講演で食料を科学的に選んだと言ったが、特にカロリー計算はしていない
登山中はとにかく食べることに精力を注いだ
下記サイトより抜粋、引用
http://everest.cocolog-nifty.com/gassan/2007/02/post_e664.html
2006年。そのスティーブ・ハウスがペルーのカエシュ西壁の新ルートをライト&ファストでクライミングしている。その様子を映像に収めた映画が上映されるバンフ・マウンテン・フィルム・フェスティバルという映画祭が今秋開催される。残念ながら沖縄では開催されないが、大阪まで観に帰りたいと思わせる。
http://www.banff.jp/
トレイラーを要チェック!
http://www.banff.jp/trailer/2007.wmv
2005年9月、ナンガ・パルバット(8,125m)にある世界最大の岩壁と言われるルパール壁に直上ルートを開拓して、アルパインスタイルで登頂したスティーブ・ハウスとヴィンス・アンダーソン。その登攀装備はそれぞれの16キロのザックだけ。中には考え得る必要最低限まで削ったと言われる1キロのテント1つ、自分で縫った化繊の寝袋1つ、最小限の食料と燃料、ギア各種とロープはなんと8mm×50m、5.5mm×55mの二本のみ。そして登攀期間は9月1日から8日。8日間のノンストップクライミングである。まさしくライト&ファストを実践しているトップクライマーである。詳しいレポートはパタゴニアのサイトにある。僕もこのサイトとパタゴニアの製品カタログで彼らの存在を知った。
http://www.patagonia.com/web/jp/patagonia.go?assetid=6627
![Light & Fast](http://img05.ti-da.net/usr/okinawalife/patagonia.jpg)
スティーブ・ハウスの来日講演の中でのとても気になるメッセージ。
(パタゴニア社カタログの表紙にもなっている、頂上に跪いている写真を示して)
私が山を征服(Conquer)するというよりも、山に私がConquerされたという心境
頂上にたどり着いたことではなく、頂上から無事にビバーク地に安全に戻ってきたとき誇りに思った
ルパール壁をアルパインスタイルで登った後は大きな「空白感」を覚えた
よりよいクライミングを追い求めれば、いつか死んでしまう
その罠に陥らないようにと考えている
自分のアルビニズムを見直すことが重要と考えている
アルパインスタイルは失敗の確率、頂上を踏めない確率が高いが、失敗から学ぶことも多い
生き延びるために、食料よりガスボンベを多く持っていくことを心がけている
講演で食料を科学的に選んだと言ったが、特にカロリー計算はしていない
登山中はとにかく食べることに精力を注いだ
下記サイトより抜粋、引用
http://everest.cocolog-nifty.com/gassan/2007/02/post_e664.html
2006年。そのスティーブ・ハウスがペルーのカエシュ西壁の新ルートをライト&ファストでクライミングしている。その様子を映像に収めた映画が上映されるバンフ・マウンテン・フィルム・フェスティバルという映画祭が今秋開催される。残念ながら沖縄では開催されないが、大阪まで観に帰りたいと思わせる。
http://www.banff.jp/
トレイラーを要チェック!
http://www.banff.jp/trailer/2007.wmv
Posted by 群青 at 09:52
│日記